蒔絵位牌 京の春
【商品の仕様】
●サイズ:
4.5寸 : H203 × W84 × D37mm
●塗り:本漆 黒塗り
●装飾:蒔絵装飾
●生産:日本
【文字入れについて】
お位牌への文字彫り代金(1名分)を含んでおります。文字の指定方法は注文後にお送りするメールに詳しく記しております。文字をご指定いただいた後、2営業日以内に確認用のレイアウトをお送りします。文字彫り加工を含め通常約7~10日営業日前後でお届けとなります。ご不明な点はお問合せください。
会津地方の仏教は、平安中期、徳一という僧侶によって布教活動が行われたことに始まります。
そして時間とともに深い信仰が宿り、会津仏教文化として今日まで受け継がれてきました。会津には歴史の古いお寺がたくさんあり、日本で5番目にお寺の多い地域でもあるそうです。
そんな会津地方の人々の信仰心と、丹念に塗り重ねられ、磨かれ、蒔かれることで生み出される美しい漆塗りの技術が結びつき会津塗りの位牌は生まれたのです。
会津塗は今から約400年前に、豊臣秀吉の命を受けて伊勢國松坂から、会津の領主となった蒲生氏郷公が全任地の松坂(三重県)および日野(滋賀県)から、木地師や塗師を呼び寄せて基礎をつくりました。
江戸時代には会津藩の藩祖・保科正之公が漆の木の保護育成に努め、また歴代藩主が技術革新に熱心に取り組み、日本国内外から高い評価を受けます。
幕末の戊辰戦争において一時衰退の危機に陥りますが、明治の中期には日本有数の漆器産地としてその名を再び轟かせるようになりました。
この位牌は上質のヒバ材(ヒノキ科アスナロ属)を使用しています。ヒバ材は成長が遅い木材であるため、位牌の素材として使用できるまで成長するには、最低でも80年〜130年以上必要な高級木材です。
ヒバ材にはヒノキチオールという抗菌作用に優れた独特の精油分が含まれます。耐水性、耐久性に大変優れており、仏閣の土台や柱にも使われることもあります。永年おまつりする位牌の素材に最適な木材です。
会津位牌に使用される金箔は純度の高い5毛色・4号色の金箔を使用しています。